2017年5月2日~6日 GWのロングツーリングに行ってきました。

その8
5月5日編

6:00
昨日からの雨は、夜の間は降り続けたものの明け方に上がった様子です。
テント内を片付けながら朝ごはんを食べます。

天むすって名古屋以西の文化だよね?
関東じゃあまり見ないです。



7:00
雨がやんだとはいえ、まだ露っぽいキャンプ場を出発します。
昨日雨で行けなかった那智の滝へ向かいます。



看板で左に行くと行ける「熊野本宮大社」にも行きたいのですが、今回は時間の都合でパスします。
2kmだから寄りたいところですが、今の時間だと、まだご朱印もらえない時間ですので、
早く行っても結局時間を持て余すことになりますので。


新宮川沿いに国道168号を下って行くと、少しずつ晴れてきました。


随分川幅の広い川です。
雨が降ると一気に水かさが増すためでしょうか。
早朝の168号は快走路でした。


8:00
那智の滝に到着。
まだ朝早く、お店も開いて無く、観光バスもいないので、脇にちょっととめさせてもらいました。



舗装路から、五分ほどこの階段をおりました。
昨日雨でみなさん来れなかったのでしょう。
車が無かった割に、早朝から結構な人手がありました。


那智の滝です!
最高の天気で来ることが出来ました!


いやあ、すばらしい滝です。
これだけ離れてても、うっすら水しぶきがかかります。





落差133mだそうです。





御朱印帳と御朱印を購入しました。
最近は置き場所が無くなってきたので、御朱印帳の購入が控えていたのですが、
那智の滝を見た感動で、このデザインの朱印帳が欲しくなり買ってしまいました(*´∀`)
この後に行った熊野那智大社で御朱印を貰えば「1700年記念」の印も押されたようです。
帰宅してから知りました・・・残念。

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那智の滝観光の後、さらに上に登り熊野那智大社に寄りました。
車がだいぶ多くなっておりました、そこはバイクの特権で、かなり近い所に停めさせてもらえました。

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そこから、この階段を登ると神社の拝殿になります。


20171014IMG_0393ちなみに、直接那智の滝から徒歩で登ってくる階段ルートもあります。
みなさん、かなり辛そうでしたが・・・・

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階段を登って振り返ると中々の景色でした。

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こちらは拝殿。
もともとは滝の近くにあったそうですが、1,700年前(!)にこちらに移されたそうです。


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こちらは御縣彦社「みあがたひこしゃ」
神武東征で大きな役割を果たす、八咫烏(ヤタガラス、ヤタノカラス)を祀る社殿です。
このカラスは三本足です。

熊野那智大社まで来たら、昔から欲しかった熊野牛王符を買う予定でしたが、
なんだか、急にあの護符がいわゆる中二病っぽい感じがして
買うのが恥ずかしくなってやめちゃいました。
この時買ってれば、先の1700年記念の印に気づいたかも知れないのに・・・残念です。
っていうか、那智の滝でも記念印を押してくれよ!

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9:15
熊野那智大社から、もうちょっと登った那智山展望所で記念撮影。

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太平洋に面した紀伊半島を一望することができます。
冬の朝とかだと、霞も無くて綺麗に遠くまで写すことができるんでしょうかね。
こういう景色をもっと綺麗に写したいものです。
どうしても霞んじゃいます。

ここで、引き返して国道42号線へ戻ります。



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帰りは、那智の滝付近の売店も開いてにぎやかでした。
こんな風に那智の滝が見えるんですね。
こりゃ良いところだ。

さて、そのまま国道42号へ抜けて、伊勢方面に走り出します。


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新宮市では、昨日雨で良く見えなかった神倉神社がくっきりと見えました。、


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御神体のゴトビキ岩もはっきり見えます。
いつかあすこまでの自分の足で登りたいですね。


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その後は、やや駆け足で海岸線を流します。

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海の景色が良かったので、駆け足で駆け抜けながらも、何枚か写真を撮りながら流します。


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しかし、途中にある花の窟神社、獅子岩、鬼ヶ島、徐福の宮、などは、
時間の関係でパスせざるをえなかったのが、とても残念です。
ここまで来たのに!
次回の宿題ですね。


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時間が無い中でしたが、これだけは寄ってしまいました。
途中で何箇所も看板が出てきた「熊野古道」。
古代史好きとして、いつかは歩いてその古道を踏破したい、あこがれの道。
ココまでも何箇所か熊野古道の看板があってのですが、
時間の関係で涙を呑んでスルーしていたのです。
でもやっぱり、ここだけはスルーしては悔いが残る!
ということで寄りました。

バイクが停められそうな場所を選んで、ちょっとだけ
熊野古道を味見してみました!

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私が入った古道はこんな感じの場所でした。
護壁してある途中の階段を登り、熊野古道へ入ります。


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正直国道42号を走っていても、いたるところに熊野古道への入り口があり、
それがなんていうか、「あ、以外とお手軽な道なのね?」的な驚きというか、
私的にはもっと神秘的に保存されていると思ってので、びっくりしました。


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おお!ここが熊野古道か!いざ、参らんっ!
と感動したて意気こんだら、熊野古道はまだこの先だったでござる(*´∀`*)

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上の写真の奥に見える階段を上がった所が、熊野古道でした。


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ここが熊野古道!
中学生の頃に図書館で読んでいた古代史の本で知って以来、
憧れ続けていた古道がこれか!

入道するやいなや、誰もいないこの林道の中、1人で感動しまくっておりました。


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トレッキング用の杖もありました。
使わなかったけど。


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苔むした石段がとても良い雰囲気です。
でもそれに反して、廻りの杉が若いですね。
戦後位に植え直したのでしょうか。

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基本山歩きが好きと言う事ももあり、楽しくてどこまでも歩いて行きたくなってしまいます。


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こんな道標まで整備されてるんですね。
いいぞ!


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浮かれちゃって、滅多に撮らない花なんか撮影しちゃったりして。
そしたら、近づきすぎてピンぼけだったでござる・・・
慣れない事はするもんじゃないですな。

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土留めの石垣。
真ん中は比較的新しいが、奥、そして手前の順で古い時代のものになりそうですね。


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こちらはもっと粗々しい土留め石かな。

実はこのあたりの石壁の作られた目的に不可解な点があり、
しかもそれは適当な古代史ミステリーというレベルなどではなく、
ちゃんとした論文で語られていた話題だったと思います。
それを思い出し、この時は石壁ばかりたくさん写真に撮ってました。
まあ、写真撮ったところで、私にナニが解る訳では無いのですけどね。


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結局20分位で、熊野古道散策を切り上げました。
名残惜しいのですが、切り上げたのは時間的な制約の他に…

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長年の酷使で相棒のライディングブーツの底がここで剥げるという、
トラブルが発生した為、切り上げざるを得なかったというワケです。
いや、見事にべろーんってなっちゃいました。

いや実は、このツーリングの最初から、なんかつま先が浮いてるような違和感があったんですよね。
それはこのトラブルの前兆だったんですね。

この後、このブーツは地元埼玉の靴修理屋の手により、
なんと両足で@1,000という低価格で、見事な復活を果たすことになります。

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13:00
ようやく、尾鷲のすき家で昼食。
熊野古道を散策しちゃった分、時間が押してます。

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食にはあまりコダワラないとは言え、本当は、もうちょっと美味しいもの食べたかったな~。


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その後、尾鷲から紀勢動車道に乗ります。

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14:20
玉城ICで下車。
ここから南伊勢を目指して、そこでキャンプすることにします。


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伊勢神宮近辺は渋滞しているようですね。
伊勢神宮は明日の帰りがけに寄る計画です。


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駐車場も満杯の様子。
この時間だと、かなり遠い駐車場に廻されるようです。
まあ、でもさすがというか、離れるとは言え駐車場が用意されてるんですね。
しかも、その場合駐車場から神宮までのシャトルバスも運行されているんでしょうか。
すごいなあ、さすがは日本人の総氏神的な神社です。
実は初めて伊勢に来たのですが、その人気、人出は出雲大社の比じゃないですね。

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伊勢に近づかないルートを選んでいるのですが、ところどころ渋滞に巻き込まれてしまいます。


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国道167で志摩に入り、県道750号に入りパールロードを目指します。

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おっ!かっこいい電車!


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県道に入ってすぐにあったスーパー「ハロー」で食材を買い出しします。


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16:00
パールロードで南伊勢へ向かいます。
時間が押してるので、この時かなり焦ってました。

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瀬戸内の島々が浮かぶ内海も綺麗ですが、伊勢の湾岸も同じように綺麗ですよね。
国立公園になるのももっともです。


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時間が遅かったからか、カキのお店はすべて閉まってました。
残念。
まあお店が開いていても、食べる時間的な余裕があったか、というのもありましたが。


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それでも、ちょいちょいと景観の良いとことではシャッターを押しました。

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ちょっと写真が右上がりになってしまったのが残念な出来ですが・・・

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右側の大きな島は「菅島」という島かな?

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ああ~あそこの展望台まで歩いて写真を撮りたい!
しかし、時間がっ!時間がっ!

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お!また別の大きな展望台がありました。

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良いですね!カブ軍団!

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今走って来た、志摩市街方面です。

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くねったパールロードの道筋が良く見えました。


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17:30
志摩市「ともやま公園キャンプ場」で設営完了です。
あまりにも急いでいたので、事務所の写真を撮り忘れてましたw
受付時の態度から感じの悪い管理人で、
ゴミを捨てられるのに「ここは持ち帰りだ」とウソもつかれました。

ゴミはもちろん捨てさせてもらいましたが。
キャンプ場料金は1,100円ですが、後述する理由で、
このキャンプ場は管理人の問題を除いてもまあまあです。
バイクは設営、撤収時には乗り入れ可ですが、
それ以外の時には入り口の駐車場に止める様言われました。
これも管理人のウソだったかもしれませんけどね。
→やっぱりウソだったようです。
台数が少なかったら、サイト内に停めて構わなかったようです。


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もちろん、この日の設営もジョイント金具が使えない為、ガッチリロープ固定での設営です。
時間が無いのに、手間がかかるっ!

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しかし誰も居ないな・・・GWなのに。
人気の伊勢なのに。。
管理人がクソだからか・・・・
離れた場所のファミキャンサイトは、それなりに埋まってたようです。
このキャンプ場が「まあまあ」とした理由ですが、この芝に問題があります。

この芝が「刺さる」のです。
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芝のひとつひとつがこのような形のトゲを持っています。
これが固くてグランドシート+テントぐらいは貫通してきます。
この日はogawaのテントですので、インナーテントのフロアーは世界トップクラスに厚い物だったのですが、見事に貫通してきて、そのままだと血が出る程ではないのですが、チクチクと痛くて座れませんでした。

私は基本、テント内で広げる下のようなマットも持っていておりますので、今回はなんとかしのげましたが、これがなかったら辛かったです。

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 これが、私の張った場所の芝がたまたまそうだったのか解りません。
行かれる方は、このトゲ芝に注意して下さい。


さて、急いでいたのは、夕陽の写真を撮りたかったから。
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キャンプ場からバイクで数分の所に、見事な夕陽の展望丘があります。
設営もそこそこに、この丘にバイクでカメラ片手にやって来ました!
どうやら間に合ったようです!

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18:30
夕陽のショータイムです。
手前に川が流れ、背景に山のシルエット、川には島が浮かぶという、
水墨画の題材のような景色の中、夕陽が粛々と沈んで行きます。

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ホワイトバランスを変えると、こんな感じ。
これはこれで良いです。


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まさに、水墨画の世界。
撮影上私の嫌いな電線も無く、とても良い風景です。
「まんが日本昔ばなし」の世界観みたいですね。

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ものの数分で、完全に陽が山の向こうに沈んでしまいました。
本当にギリギリで間に合った感じですね、でも良い画が撮れました!

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結構人も居て、このように撮影している方々もおりました。
スマホで上手く撮れてるかな?


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そのまま、キャンプ場のほぼ向かいにある「ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩」へお風呂に入りに来ました。


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日帰り、大人1人@1,050とお高いですが、バスタオル、タオルもその料金内で貸してくれます。
サウナもあるし、石鹸も温泉に良くある泡立ちの悪い石鹸やシャンプーではなく、
パールなんちゃらという、お高そうな石鹸でとても気持ちよかったです。
シャンプーもリンスインタイプではなく、シャンプーとリンス別々においてありますよ。
私はこの料金でもお得だな~、と思いました、それぐらい気持ち良いお風呂でしたよ。
できれば、そのままここに泊まっちゃいたいな!と思ったのは秘密です。


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そして、テントに戻り夕飯を食べ、明日は伊勢新宮に早朝決戦で挑むため早寝しました。

つづく