2017年初キャンプは1月7日~1月8日、
茨城県つくば市の六斗の森からスタートです。
ヒサビサの薪ストーブキャンプでした。

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 1月7日 11:00
近場なのでゆっくりとスタートです。
ポカポカの小春日和の日でしたね。

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冬キャンプはどうしても、防寒対策で寝袋などを始めとして荷物がカサ張る傾向になります。
加えて今回は薪ストーブキャンプですので、さらに荷物が多く、そして重くなります。
その上更に、これはかなり悩んだのですが、コットまで持っていく事にしたので相当な重量になっております。
そのコットは長くてパニアに入り切らないので、オルトリーブの80リットル防水バックにぶっこんで運びます。
これはおそらく、私の装備の中で最重量の組み合わせとなりますが、その状態でTRACERを走らせてみたい、
という考えも多少ありました。
以前乗っていたWR-Rではこの積載量だと、発進時にナチュラルウィリーする、
段差でリアが底づき近くまでストロークするという状態となり、250ccの車格の限界が見えた組合せでしたので、今回は改めてTRACERの骨組みの強さを見せてもらおうか!と言った所です。

ということで、出発!

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薪ストーブで暖を取るためには、当然ですが薪が必要です。
まずは自宅からほど近い秘密の薪屋さんに寄って、薪を仕入れてから六斗へ向かいます。

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良く乾かされた良質の薪が売ってます。
これなら良く燃えそうだ。。。と、今日のキャンプでの薪ストーブいじりが楽しみになります。
同じ薪でも乾燥してあるもの(半年~数年)とそれ未満とでは、火の持ちが全然違います(と思う)。
表面の木の肌が、茶色から灰色くらに変色しているくらい乾燥させてあるものの方が断然良いです(と思う)。
当たり前ですけど、良く乾燥させられた薪はとても軽いです。

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とりあえず、一束だけ購入。
左右のパニアに一束ずつ、と思ったのですが、前述のオルトリーブの80Lが邪魔で積めませんでした。
コレだけでは足りないので、六斗に着いたら管理事務所で薪を購入したいと思います。

以前から、私はサイドパニアの上に良く色々積載している写真を載せておりますが、
その際にはサイドパニア上面が傷だらけにならないように、100均のすべり止めマットを敷くようにしています。
普段は、サイドパニアに入れた荷物の一番上に畳んで入れてます。
これ、傷防止と荷物をがっちり固定できるので便利ですよ!
薪や炭で汚れても100円で買い直せるので、そういう痛みを気にせずガンガン使えますし、
もし現地で調達する羽目になっても、今や大抵の街で100均ショップはありますので安心です。

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ということで、いよいよ本格的に六斗の森へ向かいます。
ホント温かい。
汗ばむくらいです。

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13:00
国道16号 野田市の吉野家でお昼ごはん。
ここまで、案外と時間かかったなあ。
この吉野家、国道沿いだからか凄い混み具合でした。

ここでtwitterをチェックすると、六斗には既にSADA君がソロで張っている様子。
それを見たマサック氏が「俺も行こうかなー」とか呟いておりましたので、
私も現在六斗へ向かっている旨をtweetしておきました。

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この橋で千葉県から茨城県へと入りました。

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14:00
スーパー・とりせんで買い出し。
なかなか品揃えの豊富なお店でした。
やるなあ、とりせん!
ここで先程のTwitterの反応を見ますが、だれも応答は無しでした・・・・。


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14:45
ようやく六斗の森の入り口に着きました。
ルート選びがあまり良くなかったのか、結構な時間かかってしまいました。

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とりあえず受付だけをして、薪を買うかどうかは後で考えます。

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そんなに広くはない、六斗の森キャンプ場。
なるべく平らで、乾燥撤収を考えて朝日の当たりそうな場所を選んだらここになりました。
SADA君のテントも場内に張ってあり、彼はこの時は留守でしたが、
その彼のテントとも程よい距離を保った場所で選びました。
基本お互いソロキャンパーなので。

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15:20
大急ぎで設営完了。
これまた久しぶり、ここ数年は使用してなかった幕、快速旅団のガレージパーティーです。
私の場合薪スト専用の幕となっております。
普段のソロキャンプに持っていくには、ちょっとガサと重量がありすぎて・・・・。


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急いで幕を設営したのには理由がありまして。。。
私の薪ストーブは、組み立てるに結構時間がかかるからです。

ちなみに愛用しているのは、Holday Roadというお店のシリンダーストーブです。
(今はもう、このタイプのストーブは販売していないようですが)

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組み立て中の写真は(必死だったので)ありません。
なにせ、キャンプ場で組むのは2年~3年振りくらいですので。
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16:20
先程の設営完了から、丁度1時間で薪ストをテントの中に設置終えました。
これで、最悪凍死は免れます、、薪が足りれば、ですけど。

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しかし、この薪ストも改めて見てみると、だいぶ限界が来てますね。
胴体のステンレスの肉薄板に、破けが数か所ほどあります。
この胴体部だけの単価を、以前問い合わせたら7,800円だったけかな。。。高いので断念しました。
来シーズンは自分で修理して使うか、快速旅団の薪ストーブあたりに買い直すか、
ということになりそうです。
買い換えるなら、もうちょっと長い薪が入るのが欲しいなあ~。

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さて、一通りテント内が片付いたら、とりあず「火入れ」しましょう。
薪ストのやり方は人それぞれだと思いますが、私の場合には、まずこの着火剤を使って煙突を温めます。

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着火剤の一枚の半分を入れて、薪ストーブ内で着火させます。
着火はマッチを使うのは、雰囲気が出るから、ただそれだけです。 
あ、違う、ちゃん理由がありました。
翌朝幕内が氷点下に近いと、一般のライターではガスが気化せず、火が出ないのでマッチの方が良いのです。
ちなみに体温で(下着の中に入れるなど)温めてあげると、再び冷えるまではライターも着くようになります。
ですので、山登りの人などはライターは使いません。
ZIPPOなどのオイルライターなら、確か寒くても火が出たと思いました。

話がそれましたが、この着火剤は薪ストーブの煙突を温める為に投入します。
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このように、煙突から煙が出るのを確認して、さらに煙突が熱くなってるか確認します。
なぜ、煙突を温めるか疑問に思った方は、薪ストーブの原理を調べてみてください。
実は薪ストーブは本体よりも、煙突のほうが重要なのです。

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着火剤で煙突を温めている間、ナタで薪を割いて最初の火付け用の薪を作ります。
薪スト遊びは、始めるまでは実は忙しくて、大変。
でも、これも遊びの一連のひとつ、今でいうところのルーティーンっていうやつでしょうか。
やってる本人は、大変ながらも楽しいんです。


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煙突の熱が熟したら、いよいよ薪、先程割った細い薪を投入します。
長さが長くて、入り切りませんでした。

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煙突の状態さえ良ければ、薪ストーブは良く燃えます。
薪の量は心配ですが、日が落ちてだいぶ肌寒いのでガンガン焚き付けていきます。

が、やはり薪が長い。。。。

基本的に薪が燃えた煙は煙突に吸い込まれて行くので、多少オモテの扉を開けたくらいでは、
煙がテントに逆流はしませんが、これだけ開けてると流石に少しずつ扉から煙が出てきて、
テント内に充満してきます。

これは困った。

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SADA君のテントに出向き、なにか無いか聞いてみました。

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聞いてみるもんです。
ノコギリが出てきました。

ふふふ、これで全員メッタ斬りだぜ!

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ハア、ハア。
これで全員だな。
切った薪は乾燥と、地面の枯れ草の着火防止の為に薪ストーブの下に敷いておきます。

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後は自宅に残ってた炭も持ってきましたので、コレも投入します。

※ 薪ストーブは火が弱くなった鎮火間際には、煙突からテント内への空気の流れが発生しますので
  煙突があっても、基本薪ストーブへの炭の投入は危険ですのでやめましょう。

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あと、SADA君のところから、燃料のコレも奪ってきた。
ひひひ。
もみ殻ライトという、オガライトの類似品らしい。

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さて、ランタンに灯をともしてー


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先程のとりせんで買ってきた、これらで薪ストーブ宴会の始まりだー!

ともりあがってたら

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SADA君登場。

ガレージパーティーの広さを活かして、二人で宴会をすることに。


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SADA君と合うのは、やはり2年振りくらいかな?
岩手のキャンプ場が最後だったかな?

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これは、SADA君の持ってきてくれた鶏肉。
美味しかった。

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この手羽元も味が染み込んでて、とても美味しかったです。
なんでも、この近所に鶏肉の有名なお店があるのだとか。
名前を聞いたので、次回は私も行ってみたいと思います。


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もちろん、私の必殺技のおでんも二人で突っついて、美味しく食べました。

今まで二人だけっていうことが無かったので、改めてお互いの身の内やら、本名やら、仕事やらと、
さまざまな事を話しましたね。
あまり、深いところまで突っ込みすぎないのも大事なポイントです。
その距離感が色々と心地よいのです。

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「まだ鶏肉あるよ」
とSADA君が出してくれたのは、いわゆる鳥の丸焼き。
「これ、火は通ってるんだろうけど、ダッジオーブンがないと厳しくない?」
「そうだね・・・じゃあ、持って帰るか。」
と、残念ですがこれは食べ損ねました。

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お腹いっぱいになった頃、「俺も行こうかな~」とtwitterで言ってたマサック氏もやって来ました。
こちらも会うのはお久しぶり。
この方が参加した途端、「最近どうよ」と、どうしても加齢から来る病気の話になって・・・
自分もこういう話をするようになるとは。。。みんな平等に歳を取るとはいえ、嫌ですねえ。

そんなこんなで、22:30頃お開きになったのかな。。。
ソロキャンプの予定が、急遽ヒサビサの仲間との語らいとなる嬉しい誤算に。
たまにはこういうのも良いですね。

ただ、みんな私の知らない所で結構年賀状のやり取りをしてた、という事を知り、
その時表情には出しませんでしたが、内心ちょっとナニでした、けど。

つづく